2025年4月19日
シーズン前必見!安全な梯子を使ったエアコンセルフクリーニングの完全マニュアル

こんにちは。
暑い季節が近づいてくると気になるのがエアコンの調子、特に「去年の終わりに掃除しておけばよかった…」と後悔する方も多いのではないでしょうか?
「エアコンの電源を入れたら、なんとなく嫌な臭いがする。」
「冷えるまでに時間がかかる。」
「電気代が去年より高い気がする…。」
こんな経験はありませんか?
実はこれらの症状、ほとんどがエアコン内部の汚れが原因なんです。
今回は、これからの暑い季節を快適に過ごすための「エアコンセルフクリーニング」について、特に安全な梯子の選び方と使い方を中心に解説します。
プロに依頼すると1台あたり1万円以上かかる作業も、正しい知識と道具があれば、ご自身で安全に行うことができます。

エアコンクリーニングが必要な理由と効果
「フィルターを掃除するだけじゃダメなの?」とよく質問を受けます。
確かにフィルター掃除は基本中の基本ですが、それだけでは不十分なケースが多いんです。
健康面への影響
エアコン内部、特に熱交換器(フィン)やドレンパンには、目に見えない細かなホコリやカビが溜まりやすい構造になっています。
これは家の玄関マットのようなもので、定期的に掃除しないと、外からの汚れが家中に広がるのと同じように、エアコン内部の汚れが室内に広がってしまうんです。
国内の研究によれば、未清掃の家庭用エアコン内部からは Cladosporium、Aspergillus、Penicillium など、数種類から十数種類のカビが検出されることがあります。
これらのカビはアレルギー性鼻炎や喘息の原因になることもあります。
特に小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭では注意が必要です。
電気代節約効果
「エアコン掃除で本当に電気代が下がるの?」という疑問もよく聞きます。
これは実際のデータで証明されています。
省エネルギーセンター(ECCJ)が環境省から受託して作成した SHIFTガイドライン、および環境省 COOL CHOICEの節電サイト等によると、エアコンのフィルターが目詰まりした場合の消費電力増加率は概ね下表のとおりです。
メーカーの社内試験では、条件しだいでさらに大きなロスが生じる例も報告されています。
汚れの程度 | 想定される状態・目安 | 消費電力増加の目安 | 主な情報源 |
---|---|---|---|
軽度 (風量10%低下程度) | フィルター表面にうっすらホコリ。目視しても薄い | 約3%増 | ECCJ SHIFT「112111 フィルターの清掃」シート: “風量が10%減少するとCOPが約3%低下” SHIFT事業ウェブサイト |
中程度 (半年前後未清掃) | ホコリが層になってきて目視確認可 | 約4〜6%増 | 環境省 COOL CHOICE:「フィルター掃除で冷房約4%・暖房約6%削減」→未清掃時は同率のロス 環境省デコ活 |
重度 (1年以上未清掃、厚さ2 mm以上の塊) | 風量が大幅に低下。見た目にも灰色〜黒色の塊 | 10〜12%増(三菱電機・半年未清掃試験)三菱電機 オフィシャルサイト 最大25%増の例も(富士通ゼネラル旧カタログ)FUJITSU GENERAL |

つまり、ひどく汚れたエアコンを清掃することで、最大で電気代の4分の1を節約できる可能性があるんです。
一般的な家庭のエアコン電気代が夏季に月10,000円とすると、適切な清掃で月2,000〜2,500円の節約になります。
セルフクリーニングに必要な道具と準備
さて、実際にエアコン掃除を始める前に、必要な道具を揃えましょう。
特に重要なのが「安全な梯子」です。
高所作業による梯子・脚立の転落事故は少なくありません。
消費者庁と国民生活センターが医療機関から収集した2010〜2019年のデータ(家庭内外を含む)によると、こうした事故では65歳以上の高齢者が全体のおよそ55%を占めています。
必要な道具リスト
基本的な道具は以下の通りです。
- 安全な梯子または脚立
- マイクロファイバークロスまたは柔らかい布
- 掃除機(できればハンディタイプ)
- 水で薄めた中性洗剤
- エアコン専用クリーナー(必要に応じて)
- 養生シートまたはビニールシート
- 手袋、マスク
これらのうち、特に重要なのが「安全な梯子」です。
当社、特殊梯子製作所の伸縮梯子は、安全性と使いやすさを両立した製品で、エアコン掃除に最適です。
特に収納スペースが限られたマンションにお住まいの方には、使わないときにコンパクトに収納できる伸縮タイプがおすすめです。
伸縮自在、クローゼットにも収納することができる伸縮ロフトはしごはこちら
作業環境の準備
作業を始める前に、以下の準備をしておきましょう。
- エアコン下の家具や物を移動し、十分な作業スペースを確保
- 床や壁の養生(水や洗剤が飛び散る可能性があります)
- 窓を開けて換気の確保
- 明るい照明の準備(暗いと細かい部分が見えません)
- エアコンの電源を切り、コンセントを抜く(感電防止)
安全な梯子の選び方と使用方法
エアコン掃除で最も重要なのが、安全な梯子の選択と正しい使用方法です。
ここでは梯子の種類別の特徴と、エアコン掃除に最適な梯子の選び方を解説します。
エアコン掃除に適した梯子のタイプ
梯子には主に以下の種類があります。
梯子のタイプ | 高さ | 特徴 | 適した用途 |
---|---|---|---|
踏み台タイプ(1〜3段) | 20〜90cm | 安定性が高い、収納しやすい | 低めのエアコン、フィルター清掃のみ |
脚立タイプ(3〜5段) | 90〜150cm | 安定性と高さのバランスが良い | 一般的な高さのエアコン、標準的な清掃作業 |
伸縮タイプ | 調整可能(最大200〜400cm) | 収納性に優れる、様々な高さに対応 | 様々な高さのエアコン、多目的使用 |
専用作業台タイプ | 50〜100cm | 作業スペースが広い、安定性が極めて高い | 長時間の作業、道具を多く使う作業 |
一般的な住宅のエアコン掃除には、脚立タイプか伸縮タイプがおすすめです。
当社の伸縮梯子「スーパーラダー」シリーズは、JIS規格に適合した安全設計で、ワンタッチロック機能により簡単に高さ調整ができます。
また、滑り止め加工された脚部と幅広設計により、安定性も抜群です。
梯子の安全基準と選定ポイント
安全な梯子を選ぶポイントは以下の通りです。
- JIS規格またはSG基準に適合した製品を選ぶ
- 最大耐荷重が使用者の体重より十分に余裕があること(100kg以上推奨)
- ロック機構が確実に作動するか確認
- 滑り止め加工が両脚にあること
- 使用時の安定性(幅広の脚部デザインが望ましい)
当社の「スーパーラダー」シリーズは、これらすべての安全基準を満たし、さらに出荷前に厳しい試験を実施しています。
特に伸縮タイプの梯子は、各段のロック機構の信頼性が重要ですが、当社製品は独自の二重ロック機構により、安全性を高めています。
梯子使用時の安全対策
梯子を安全に使用するためのポイントは以下の通りです。
(1)設置場所の確認
- 平らで硬い床に設置する
- 壁との距離を適切に保つ(伸縮梯子の場合、壁との距離は高さの1/4程度)
(2)使用前の安全チェック
- 梯子に破損や変形がないか
- すべてのロック機構が正常に機能するか
- 滑り止めゴムが劣化していないか
(3)作業中の注意点
- 両手両足の「3点支持」を心がける
- 梯子の一番上の段には乗らない
- 横方向に身体を乗り出さない
エアコンセルフクリーニングの手順
安全な梯子の準備ができたら、いよいよエアコン掃除の実践です。
基本的な手順を解説します。
フィルター清掃の詳細ステップ
(1)フロントパネルを開ける
- エアコンの機種によって開け方が異なるので、取扱説明書を確認しましょう
(2)フィルターを取り外す
- フィルターのツメを外して慎重に引き出します
(3)掃除機でホコリを吸い取る
- フィルターの表面から丁寧にホコリを吸い取ります
(4)水洗い
- 裏面から水をかけ、汚れを流します
- 頑固な汚れには中性洗剤を薄めて使用します
(5)乾燥と取り付け
- 完全に乾くまで日陰で乾燥させます
- 完全に乾いたことを確認して元に戻します
フィルター清掃は2週間〜1ヶ月に1回程度行うのが理想的です。
特に使用頻度が高い夏場は定期的な清掃が重要です。
本体表面と吹き出し口の清掃方法
- 湿らせた布で本体表面を拭く
マイクロファイバークロスに水を少し含ませて使用します - 吹き出し口のルーバーを拭く
ルーバー(風向きを調整する羽根)は特に汚れやすいので丁寧に - 取り外せる部品は取り外して洗浄
機種によっては吹き出し口のカバーが取り外せる場合があります - ドレンホースの出口を確認・清掃
室外機側のドレンホース出口が詰まっていないか確認します
本体表面と吹き出し口の清掃は1〜3ヶ月に1回程度行うと良いでしょう。
内部クリーニングの安全な方法
内部クリーニングは取扱説明書で許可されている範囲で行いましょう。
一般的な手順は以下の通りです。
1. 専用クリーナーの準備
- エアコン用の専用クリーナーを用意します
2. クリーナーの使用
- フィンには5〜10cmの距離から噴霧します
- 電気部品には直接噴霧しないよう注意
3. 放置と乾燥
- クリーナーの説明書に従って適切な時間放置します
- クリーニング後は送風運転で内部を乾燥させます
内部クリーニングは半年〜1年に1回程度行うのが理想的です。
特に冷房シーズン前(4〜5月)と暖房シーズン前(10〜11月)に行うと効果的です。
注意点とトラブルシューティング
エアコン掃除中によくある問題とその対処法を紹介します。
よくある失敗とその対処法
問題 | 原因 | 解決策 |
---|---|---|
梯子が不安定で怖い | 設置場所が不適切、梯子のタイプが不適切 | 平らで硬い床に設置する、壁との距離を適切に保つ、当社の安定性の高い伸縮梯子を使用する |
フィルターの汚れが落ちない | 長期間の掃除不足、油汚れの蓄積 | 40℃程度のお湯を使用する、中性洗剤を使用し10分程度浸け置きする |
エアコンから異臭がする | 内部のカビ、ドレンパンの汚れ | 専用の防カビスプレーを使用する、ドレンホースの清掃を行う、送風運転で内部を乾燥させる |
プロに依頼すべきケース
以下のような場合は、無理をせずプロに依頼することをおすすめします。
- エアコン使用年数が5年以上経過している場合
- 内部から強い悪臭がする場合
- 冷暖房効果が明らかに低下している場合
- 水漏れや異音など明らかな不具合がある場合
- 高所作業に不安がある場合
季節ごとのメンテナンスポイント
効果的なエアコンメンテナンスのためには、季節ごとの対応が重要です。
時期 | メンテナンス内容 |
---|---|
冷房シーズン前(4〜5月) | フィルター清掃、内部クリーニング、ドレンホースの確認、室外機周りの掃除 |
冷房シーズン中(6〜9月) | 2週間に1回のフィルター清掃、月1回の本体表面清掃、結露水の排水確認 |
暖房シーズン前(10〜11月) | フィルター清掃、内部クリーニング、室外機周りの落ち葉などの除去 |
暖房シーズン中(12〜3月) | 月1回のフィルター清掃、室外機の霜取り確認(寒冷地) |
まとめ
今回は「安全な梯子を使ったエアコンセルフクリーニング」について解説しました。
ポイントをまとめると、
- エアコン掃除は健康、省エネ、製品寿命の観点から重要
- 安全な梯子選びと正しい使用方法が事故防止の鍵
- フィルター清掃は2週間〜1ヶ月に1回、内部清掃は半年〜1年に1回が理想
- 自分でできる範囲を見極め、必要に応じてプロに依頼する
特に強調したいのは「安全第一」という点です。
当社の「スーパーラダー」シリーズは、安全性と使いやすさを両立した製品で、エアコン掃除に最適です。
伸縮タイプは収納性と使い勝手の良さから特におすすめで、様々な高さのエアコンに対応できます。
最後に、エアコン掃除は一度にすべてを完璧にしようとせず、できる範囲から少しずつ始めることをおすすめします。
まずはフィルター清掃から始めて、慣れてきたら本体表面、そして内部へと段階的に進めていくと良いでしょう。
快適な夏を過ごすためにも、ぜひこの機会にエアコンのメンテナンスを始めてみてください。
当社の安全な梯子と正しい知識があれば、誰でも効果的なエアコン掃除ができます。
あなたの「こんな梯子があったらいいな」を、
カタチにします!
みなさん、お読みいただきありがとうございます!
私たち特殊梯子製作所は、みなさんの「あったらいいな」を形にする、梯子のスペシャリスト集団です。
🔧 こんなお悩み、ありませんか?
- 既製品の梯子では作業がやりにくい
- 特殊な場所での作業に適した梯子が見つからない
- より安全で使いやすい梯子が欲しい
そんなお悩み、私たちにお任せください!
1996年の創業以来、官公庁や大手企業様向けに数々の特殊梯子を製作してきた実績があります。
✨ 特殊梯子製作所ができること
- オーダーメイドの梯子製作
- アルミ、ステンレス、鉄など多様な素材対応
- 安全性と作業効率を両立した設計
あなたのアイデアや要望をお聞かせください。私たちの技術と創意工夫で、最適な梯子をカタチにします!
あなたの作業を、もっと安全に、もっと快適に。
特殊梯子製作所は、みなさんの「あったらいいな」を応援します!