2025年10月27日

【大掃除の新定番】年末の高所清掃が楽になる!プロ仕様はしごで時短掃除術

オフィスや店舗の管理者様、今年も年末大掃除の季節がやってきましたね。

「いつもの脚立でいいか」と考えていませんか?
実は、その判断が従業員を危険にさらし、貴重な業務時間を奪っているかもしれません。

この記事で言う「楽になる」とは、管理者の皆様が労災の心配から解放され、管理が楽になること。
「時短」とは、組織全体の作業時間を短縮し、コストを削減することです。

ご家庭とは違う、事業所ならではの「大掃除の新定番」を、安全のプロの視点から徹底解説します!

【この記事の結論】年末の高所清掃を安全・効率的に!はしご選びと使い方の3つの鉄則

  1. 選び方の鉄則: 「安全性(SGマーク付き)」「作業場所の高さ」「収納のしやすさ」の3点を確認する。特に家庭用では、軽くて持ち運びやすいアルミ製がおすすめです。
  2. 使い方の鉄則: はしごは水平で安定した場所に設置し、ヘルメットや滑り止めの付いた靴を着用するなど、安全対策を徹底することが最も重要です。
  3. 場所別の最適解: 室内での作業には安定性の高い「脚立」が基本。窓の外側や2階部分など、より高さが必要な場所には「伸縮はしご」が便利です。

「いつもの大掃除」に潜む危険!なぜ家庭用脚立ではダメなのか?

年末の大掃除で使う脚立、まさかご家庭用のものをそのまま使っていませんか?
もしそうなら、今すぐ見直す必要があります。
事業所の作業には、家庭とは比べ物にならないほど大きなリスクが潜んでいるんです。

ヒヤリハットでは済まされない、事業所の高所作業リスク

もし、従業員が脚立から落ちてしまったら…。
これは単なる「ヒヤリハット」では済みません。

労働災害として認定されれば、治療費や休業補償はもちろん、企業の「安全配慮義務違反」が問われる可能性があります。

家庭での事故とは違い、事業所の事故は経営に直結する重大な問題なんです。
従業員の安全を守ることは、管理者にとって最も重要な責務の一つと言えるでしょう。

プロが見抜く!家庭用と業務用の決定的な違いとは?

見た目は似ていても、家庭用と業務用のはしご・脚立は全くの別物です。
その違いを、いくつかご紹介しますね。

耐久性

業務用は毎日の過酷な使用を想定し、頑丈な素材や構造で作られています。一方、家庭用は軽さや収納性が重視されがちです。

安定性

業務用は、広い設置面積や頑丈な開き止め金具など、転倒を防ぐための設計が随所に施されています。

安全性

滑りにくいステップや、確実なロック機構など、安全に作業するための機能が充実しています。

つまり、プロの道具は「毎日、人が安全に使う」ことを大前提に作られているんですよ。
この差が、いざという時の安全を大きく左右するわけです。

家庭用 vs 業務用はしご・脚立徹底比較

【大掃除の効率が劇的UP】プロが教える業務用はしご・脚立の選定術

では、具体的にどのようなはしごや脚立を選べば良いのでしょうか。
作業の効率と安全性を両立させるための3つのポイントをご紹介します。

ポイント1:作業場所で選ぶ!「オフィス・店舗・倉庫」最適な一台はこれ

作業する場所によって、最適な一台は変わってきます。

例えば、オフィスでの照明交換やエアコンフィルターの清掃なら、什器の間など狭い場所でも使いやすいスリムな足場台が便利です。

当社の「スーパーラダー」は、平均90cmまでコンパクトに縮むため、オフィスの什器の間など狭い場所でも楽に運搬でき、必要に応じて5~6mまで伸ばせるため、様々な高さの作業に対応できます。

アパレルショップや書店など、高い場所の商品を扱う店舗では、安定性の高い幅広の脚立が活躍します。

そして、天井が高い倉庫でのメンテナンス作業などには、広い作業スペースを確保できる移動式の足場(ローリングタワー)が最適解となるでしょう。

ポイント2:作業時間を短縮する「高さ」と「天板の広さ」

何度も昇り降りするのは、実は最大のタイムロスです。
作業したい場所に一度で手が届く、適切な高さの製品を選びましょう。

また、天板(一番上のステップ)が広いタイプを選ぶのもポイントです。
掃除道具や交換部品などを仮置きできるスペースがあれば、作業効率は格段に上がります。

伸縮脚立

当社では、大きな天板と太い支柱を備えた「伸縮脚立」のオーダーメイドも承っております。
お客様の作業内容に合わせて天板サイズを設計できるため、何度も昇り降りする手間を省き、作業時間の大幅な短縮に貢献します。

これも立派な「時短」テクニックなんです。

ポイント3:長く使える「プロ仕様」を見極める!耐久性と安全構造がカギ

安価な家庭用製品に飛びつくのは少し待ってください。
プロ仕様の製品は、安全に長く使えるよう、細部まで工夫が凝らされています。

例えば、製品の仕様書を見て「最大使用荷重」を確認するのは基本中の基本です。
作業する人の体重だけでなく、手に持つ道具の重さまで考慮して、余裕のある製品を選びましょう。

また、ステップ部分の滑り止め加工や、脚の開きをがっちり固定する金具の頑丈さなど、細部の安全構造にも注目してください。
こうした「作りの良さ」が、日々の安全と製品の寿命に直結するんです。

初期費用は少し高く感じるかもしれませんが、丈夫で長く使える製品を選ぶことが、長期的なコスト削減に繋がる賢い投資なんです。

【場所別・時短掃除術】プロが教える安全な使い方と高効率テクニック

最適な道具を選んだら、次は安全で効率的な使い方をマスターしましょう。
ここでは、場所別の具体的なテクニックをご紹介します。

オフィス編:照明器具やエアコンフィルターを安全・迅速に

オフィスでの作業は、まず安定した足場を確保することが第一です。
ぐらつく机や椅子を足場代わりにするのは絶対にやめてください。

そして、スタッフ全員に徹底してほしいのが、昇り降りの基本である「三点支持」です。
これは、両手・両足の4点のうち、常に3点で体を支えるというもの。
当たり前のようですが、この基本を守るだけで転落のリスクは大幅に減少します。

店舗編:高い窓ガラスや陳列棚の上部を効率よく清掃

店舗での清掃は、お客様のいない時間で手早く済ませたいものですよね。
ここでのポイントは「合わせ技」です。

例えば、安定した脚立をベースにして、柄が伸びるタイプの清掃道具を組み合わせることで、脚立の移動回数を最小限に抑えられます。
営業時間を圧迫しないためにも、こうした段取りの工夫が重要になってきます。

倉庫編:天井の梁や配管のホコリを一掃する

広範囲にわたる倉庫の天井清掃には、移動式足場(ローリングタワー)の活用がおすすめです。
広い作業床が確保できるため、安全性が高く、作業姿勢も楽になります。

また、安全な足場があれば、2人1組での作業も可能になります。
一人が清掃し、もう一人がサポートに回ることで、作業効率は倍増しますよ。

よくある質問(FAQ)

ここでは、管理者の皆様からよく寄せられる質問にお答えします。

Q: 労働安全衛生法で、脚立について何か決まりはありますか?

A: はい、「丈夫な構造であること」や「滑り止めを設けること」などが定められています。
万が一の事故の際、事業者は安全な道具を提供する義務(安全配慮義務)を果たしていたかが問われます。
家庭用ではなく、JIS規格などに適合した業務用製品を選ぶことが、法令遵守の第一歩です。

Q: 購入費用は経費で落とせますか?勘定科目は何になりますか?

A: はい、事業に必要な備品として経費計上できます。
一般的に、取得価額が10万円未満の場合は「消耗品費」として一括で経費にできます。
10万円以上の場合は「工具器具備品」として資産計上し、減価償却を行うことになります。
詳しくは経理担当者や税理士にご確認ください。

Q: スタッフへの安全教育は、どのように行えば良いですか?

A: まず、この記事で解説した「三点支持」などの安全な使い方をマニュアル化し、周知徹底することが重要です。
そして、作業前には必ず機材の点検を行うルールを作りましょう。
「ヒヤリハット」の事例があれば、朝礼などで共有し、危険への意識を高めることも有効です。

Q: 使用しない時の保管で、気をつけることはありますか?

A: 雨風や直射日光を避け、屋内で保管するのが基本です。
特に、倉庫の隅などに無造作に置くと、フォークリフトなどが接触して損傷する恐れがあります。
定位置を決め、立てかけて保管するなど、誰もが分かるように管理することが大切です。

まとめ

事業所の大掃除は、家庭の延長ではありません。
従業員の安全を守り、会社の生産性を高めるための重要な業務です。

今回のポイントを、もう一度おさらいしましょう。

  • 事業所の高所作業には、労災などの大きなリスクが伴う。
  • 安全のため、家庭用ではなく、耐久性や安全構造がしっかりした業務用製品を選ぶ。
  • 作業場所や内容に合わせて、最適な一台を選ぶことが「時短」に繋がる。
  • 「三点支持」など、安全な使い方をスタッフ全員で徹底する。

「プロ仕様はしご」への投資は、安全な職場環境と、作業効率化によるコスト削減という、二つの大きなリターンをもたらします。

今年の年末は、「いつもの」を見直す絶好の機会です。
安全な足場を確保し、効率的で実りある大掃除を実現しましょう。

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このコラムの監修者

寺本 隆

寺本 隆( 業界歴:40年 )

長年、建築や造園業の現場で特殊なはしごを開発し続けてきた当社は、「どんな要望にも応えたい」という強い信念のもと、持ち運びやすく緊急時に展開できる伸縮はしごを実現しました。例えば鉄道での迅速な避難に貢献し、多くの官公庁や大手企業で採用されています。お客様からの多様な要望に応え、業界で類を見ない製品を生み出してきた私たちは、“考えることをやめなければ不可能はない”と信じ、今後も唯一無二のはしごを創り続けることを使命としています。

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